戸建賃貸、借り手にとってまだまだレア?
先日、企画物件である戸建賃貸の写真撮影に一日立ち会いました。
戸数がそれなりにあったので、本当に一日がかりだったのですが、その合間合間に通行人からかなり声をかけられました。
具体的には、
「この物件、賃貸なの?中みてもいい?」
「前から気になってたのだけど、家賃いくら?」
「まだ空きあるの?住みたいんだけど。」
というようなうれしい質問のオンパレード。
いろいろな物件の入居募集に関わっていますが、例え新築だといっても、ただ新築なだけではこうも良い反響は得られません。
確かに、外観や外構が目を引く、というのはあったのですが、そもそも建物が、
戸建賃貸
であることが大きかったのではと感じます。
大家さん・地主さん達の間では、戸建賃貸と言えば、
「そんなの、もう何年も前から知ってるよ。」
というレベルのものです。
しかしながら、部屋探しされている方からすれば、まだまだ珍しい賃貸物件に該当するのだと思います。
もちろん、戸建賃貸だからと言って、必ず家賃が高くとれるかというと、それは断言できません。
でも、明らかに、
「戸建を借りたい!」
というニーズがあるのを肌で感じた一日でした。
通行人さんに声を掛けられるだけでなく、自転車に乗っている方がわざわざ立ち止まって外観を眺めていたりするのを見るのは、何だかとっても気持ちのいいものでした。
入居募集というと、苦しい闘い、みたいな感じが多いので。(^^;
一方で、今回のエリアであれば、見方を変えれば、
既に入居待ちができているのと同じ
ではないかとも感じました。
確かにアパートやマンションの方が効率がいいし、戸数も多くとれ、家賃収入の金額自体は大きくなります。
でも、
いかに入居者から選ばれる賃貸物件にできるか?
という観点では、やっぱり戸建賃貸は非常に競争力が高いと再確認しました。
★供給サイドでは珍しくもなくなった戸建賃貸。でも、借り手サイドではまだまだ競争力あり!?
今回は戸建賃貸の入居募集の現場で経験したことをお話いたしました。
何かの参考にしていただければ幸いです。