Vol.25
専任媒介は、信用できる不動産会社じゃないと命取り!?
2017年1月31日
私たちのオフィスですが、だいぶ手狭になってきたこともあり、移転先を探しています。
先日、良さそうな店舗物件がでてきたので、入居申込みを入れました。
ところが、
不動産会社による嫌がらせ
にあってしまい、なかなか入居手続きが進みません。
電話すると、
「担当者から折り返します。」
と言われるのですが、なしのつぶて。
数日待って再度電話しても同じ対応で、訪問しても、担当者不在と言われるだけで、一向に話が進みません。
たまたまその不動産会社の上の階が今回の申込先の物件だったのですが、同じ不動産業の会社が入る、というのでそれを嫌がったのでしょう。
でも、それは、物件のオーナーさんの収益を考えた行動ではありません。
月に20数万円の家賃の物件です。
既に数か月空いているので、機会損失がすぐに百万円等になっていってしまう物件です。
にもかかわらず、オーナーへは何の連絡もいれずに、勝手に入居を断っているのですから最悪です。
自分たち不動産会社の利益しか考えていない行動ですよね。
ところが、売買でもまったく同じことが言えます。
窓口が一つになっているような媒介の方法を、
専任媒介
といいますが、売主に勝手に買付を断ることも往々にしてあります。
自社で、両手の手数料をとりたいがために、他社経由で買い付けが入っても、
「もう先に買い付けが入っているので・・・。」
とか、
「売り止めになりました・・・。」
とか、ひどい場合には、
「資料作成中なので・・・。」
というようないろいろな理由をつけて、買付を断ってしまうのですね。
専任媒介では、窓口が一つなので、このような対応をされてしまうと、他業者さんはやりようがありません。
ですので、専任媒介で依頼する場合には、その不動産会社が嘘をつかない、信用できる会社である必要があるのです。
もしくは、一般媒介で窓口を2つにするような方法がやはり、王道と言えます。
一般媒介にすることで、ウソの理由などを作ってしまうと、不動産会社は、もう一方の業者さんにも確認の連絡をするので、そのウソがバレてしまうのですね。
一日でも早く、そして、高く売却を成功させるためにも、媒介の依頼方法についてもぜひ考えてみてくださいね。