7日間で良い物件は売れていく・・・

コラム「仲介手数料の仕組みと不動産会社の裏事情」の内容は、不動産会社は、兎にも角にも手数料を多く獲得できるような動きをとる、ということでした。

また、少しでも有利な条件で物件を入手するには、元付会社と直接交渉するのがベストなのでした。

ただ、

「一般人がどうやって元付会社を見つけられるのか?」

という疑問点がでてくるかと思います。


そこで今回は、この疑問点を解決しながら、お値打ちな不動産を発掘する方法をご紹介していきます。


前回もご紹介した、元大手不動産会社トップ営業マンのスタッフY。


実は、彼が物件を発掘する場所というのは、不動産会社が公開しているそれぞれの自社HP。


そう、不動産会社でなくとも、誰でも見れる一般のHPです。


Y:

「不動産会社は、売主さんから物件を預かると、例えば、専任媒介契約では、

媒介契約締結の翌日から7日以内に指定流通機構(レインズ)に登録しなければならない

という義務があります。

これは、言葉を返すと、

『7日間はレインズに物件を登録しないでもいい。』

という意味合いにもなります。

レインズに掲載してしまうと、他社経由で物件が売れたときには不動産会社の手数料が半分になってしまうので、不動産会社は、この7日間に買い手を見つけるように努力します。

抱えている買主見込客へ連絡するのは当然として、あわせて情報を公開するのが自社HPです。


そして、私は、このような不動産会社個々のHPを常にチェックしていて、価値がありそうな物件情報がでてきたらすかさず連絡するようにしています。

たった7日間しかありませんが、でも、この7日間が勝負なんです。

これは、誰にでもできることで、特別なノウハウは必要ありません。

でも、物件をウォッチする継続性が何より必要になってきます。」


この話は、8月に開催した不動産投資座談会でお話いただいたのですが、これには、

「おお、そういうことか。」

と受講者さんはみなさん納得されているようでした。


考えてみれば当然のことかもしれませんが、いい物件は市場にでてから瞬間蒸発してしまうという理由もこれを考えると頷けます。


最後に、Yのこの言葉も重かった。


Y:

「『業者ではなく、素人だからいい物件が買えない』

なんていう考えがあるとしたらそれは捨てないとダメです。

私たちは、素人とかプロとかそんなものが関係ない市場で戦っています。

前向きに、そして積極的にいきましょう。」



今回はYに、仲介手数料という側面から収益不動産の検索方法を教えてもらいました。


Yは、たいしたノウハウではないといっていますが、私にはものすごいノウハウのように思えます。


そして、これは、物件を売却依頼する際の注意点としても肝に銘じておかないといけないことになります。

というのも、

売却依頼しても、その仲介会社が手数料を多く獲得しようと考えていれば、あなたの物件が広く公開されることにはならない、ということになるためです。


当社が行っている「仲介手数料最大無料」サービスでは、手数料を放棄しているため、このような心配がありませんのでご安心くださいね〜。


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